歳を重ねるにつれて家族の和、というものを考えます。
うちには思春期で反抗期真っ盛りの娘がいますので、親としてどう向き合うかを日々勉強させてもらっています。父として、また母として子と対峙するのか。家族の和を核にして、社会との結びつきを築いていきます。家族の和、以前に個人の心、魂を充実させることが肝要で、家族を愛する前に自己を肯定する心をつくることが大切だと思います。
人を愛するには愛されるという経験が大切で、親として惜しみない愛情を与え、待つときには待つ、という姿勢も必要だなと考える昨今です。家族で食卓を囲み、家族で大自然に癒され、家族で成長を感じあい、高めあい、やがて順々にお別れをし、自らの死を受け入れていく。愛しいけれど悲しい、あまりにも悲しい家族の和。どうか悔いのない人生を歩めよ、自分。